繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

私は本当に、本当にマット・リドレーのHow Innovation Works(未邦訳)が大好きなんだ。『繁栄』のフォローアップになっており、もし可能なら両方読むといい。

暗い時代でも明るい未来を想像させてくれる本だ。

この本を手にとったのは『国家はなぜ衰退するのか』とは逆の理論を提示しているからだ。『国家はなぜ衰退するのか』では、社会的な力と政治的な力が経済的な力をコントロールしているとされている。 両方の見方に触れたあとで、どちらの考え方により共鳴できるのかに興味があった。

行き過ぎた悲観論が社会の将来に影響をきたすことは間違いない。この本は、そうした重要な主題について議論を引き起こすだろう。

私がここ数年読んできた中でもっとも素晴らしく、啓発的な本。

📕 本書の紹介文

経済崩壊、貧困拡大、環境汚染、人口爆発……。メディアを席捲する知識人は、われわれ人類は今にも破滅に向かうと日々嘆く。 だが実のところ、こうした悲観的未来予測は200年前から常にあったのだ――ほとんど外れてきたにもかかわらず。各種データを見れば、事実はまったく逆だ。「今」ほど最高の時代はない。 そして人類の生活レベルは地球規模でなお加速度的に向上している。 なぜか?  有史のある時点で、交換と分業が生まれ、それによって個々の知識が「累積」を始めたからだ。石器時代からグーグル時代にいたるまでを、ローマ帝国、イタリア商人都市、江戸期日本、産業革命期英国、そして高度情報技術社会などを例に、経済、産業、進化、生物学など広範な視点で縦横無尽に駆けめぐる。東西10万年をつうじて人類史最大の謎「文明を駆動するものは何か?」を解き明かす英米ベストセラー。